マルクスガブリエル 私は脳ではないを読んだ感想

2021年6月15日

ということで最近マルクスガブリエルが流行っているので読んだ

これはマルクスガブリエルの「世界は存在しない」の続編的位置づけなので読んでない人は先にそっちを読むと理解が早いかと思われる

マルクスガブリエルの立ち位置

まずマルクスガブリエルって誰だよっていう人も多いはずなので軽くまとめる

ガブリエルはドイツ出身の哲学者で最近日本でもブームになりつつある

この人の主張としては科学では解き明かせない意識とか行動の自由があると考えている

それが最近の「人間に自由意思はないのではないか」という科学系の思想家と考えと真っ向と反対しているのでおもしろい

自由意思とか行動の自由とか説明するのはめんどくさいのでノアハラリの「ホモデウス」を読んでほしい

ちなみにマルクスガブリエルはノアハラリのことを「神経中心主義の終末論者」とこき下ろしている

私は脳ではないとは

この本を読んだうえで私は脳ではない、という意味を説明する

ことの発端は自然主義で「宇宙や世界は科学的に観測可能なモノや事実で構成されている」ということだ

そうすると人間というのは脳から信号が出てきて動いているモノに過ぎないのではないかという意味で私=脳ではあると考える人もいる

しかしマルクスガブリエルはこれに反対し人間は脳以外でも行動しておりその代表的なものが心や意識だと主張している

つまり私は脳ではない

自分が好きな部類ではある

終末論とか神経中心主義、果ては転生や死んだら天国に行けるということも否定しているので科学と宗教の両方から距離をおいた主張ではある

割とポジティブで今をよりよくするために努力すべきなど楽観主義的

よくある未来の人間は幸福や私欲を追求した挙句、人間自体がサイボーグになったり社会がディストピアになってしまう、という考えよりは好きな考えだった