Vtuberは弱者救済ビジネスだろうか

Vtuberビジネスの最近

今回はVtuber界隈の話をしていく。Vtuber界隈はその特殊なコンテンツ性から色々炎上したり盛り上がったりというのを繰り返している界隈だと外部から見て思う。例をあげるとゲーム部の声優交代やキズナアイの中の人が分裂という形でニュースになっていたり

このまま消えてしまうのでは」──VTuberの先駆け「キズナアイ」に起きた「分裂騒動」 “1号”の投稿動画減少、ファンの不安に本人や運営元が説明

そんなこんながあって割と最近Vtuber界とか、Vtuber事業やってる会社って大丈夫なの的なコメントが多い

ビジネスとして考えるVtuber

最近、Vtuberの開発に少し関わった、それが下記のVtuberの和うらら。

こういうことをやっていると本当にビジネス視点を持ってVtuber事業やるとしたら大変だなーと思う。Vtuberの方向性、ブランディング、どうやってお金を稼いでいくのかなど。今はわからないけど一般のVtuberの3Dモデルとかって100~1000万くらいすることもある。それを回収するのってかなりきついよなとか。

そんな経験とか界隈の話を踏まえてビジネスの話に戻す。まずVtuberで儲けようぜ!と考えると最初に思いつくのが人気を集めてグッズを売ったり広告収入でお金を得たりするモデルだ。Vtuberをビジネスとして考えると既存のビジネスと近いのはアイドルだと思う。

つまり、にじさんじ・ホロライブみたいに大量のVtuberを作ってしまってアイドルみたいな儲け方をする。モデルは3Dモデルを最初から作るのではなく2Dliveでコストを抑えつつ人気が出たら3Dへ移行。音楽配信、ボイス、グッズ、youtubeでのスーパーチャット、メンバー、広告などでモデル代金とか機材、運営費諸々を回収しにいく。

それとはちょっと違う例としては、

・物語の登場人物としての鳩羽つぐみたいに映像作品を作る
・歌って音楽を売ってライブをする

などもある。また、この流行を捉えてカスタマーじゃなくてビジネスサイドつまりVtuberみたいな3Dモデルを百貨店とかに納品するビジネスなどもある。まとめるとVtuber事業は

・スタート時点で3Dモデルや運営費に多額のお金を払いつつ、中の人間次第だがなんとか人気になって頑張って黒字にする
・比較的難しいが歌や世界観などをウリにしたり目線を変えて稼ぎ方を変える

が主になる

Vtuber自体が弱者を巻き込んだあまり儲からないビジネスなのか

前置きが長くなったがタイトルの話をする。先ほどVtuberはアイドルに似ていると言ったがアイドルにもルールを作っているようにVtuberにもルールを作らないと人気は出なそうだなと思う。例としてはアイドルは彼氏を作ってはいけない、あるいは作ってもいいがバレないようにするとか。

そのレベルでルールを置くのが最低限必要になってくる。それだけでストレスがたまると思うし、それに加えて自分のニックネームや本名で活動してるわけでもないので宣伝にはならないし色々な人からの要求に答えなくてはいけないのでかなりストレスフルだ。

僕自身はアイドルとかVtuber個人を心底好きになることはないので別に裏で彼氏がいたりしてもいいと思っている。しかし、Vtuberやアイドルのファンはそれを許さない。そういったファンは彼氏がいたり、結婚していたりすると逃げていくだろうし炎上するので工夫するしかない。ちなみに弱者とタイトルに入れたのはVtuberは恋愛弱者の男性にとっての救世主~みたいな文章をみて書いただけで僕がそう思ってるわけではない。

さて、話は戻すがVtuber周りのプレイヤーの立ち位置的なものをまとめる。

・Vtuber事業運営企業
売上が上がれば中の人は複数でもいいし交代してもいいと思っている
3Dモデルを作っているのならその時点で結構な赤字

・Vtuberの中の人
設定、売上、ユーザーなどの要求が各方面から来てストレス
人気が出れば出るほど多くの人の要求に応えなければいけない
自分がしたいことができてるかの葛藤

・Vtuberを見るひと
youtube上ではお金を出さないのに文句を言う人が多い
アニメキャラを見る感覚で見ているので中の人が変わらないのが普通だと思っているし、中の人の行動によっては応援が憎しみに変わりやすい

こんな感じでまとめてみると炎上しやすいことがよくわかる。また、上記で紹介したVtuber界隈に対して失望した方々はVtuberに何か新しい変化を求めて全く新しい素晴らしい世界が始まるのだと思ったのだろう。僕に言わせればVtuberに過度の期待をしすぎなんだよな。Vtuberが流行ってVtuberがどうのこうの言ってる奴は違うVtuberやその関連コンテンツが流行った時、過去の話とは別に今の流行っている、好きな話をし始める。例えるならブームの度に違うアニメが最高って言ってるオタクみたいなもんだと思えばいい。

そしてVtuberは弱者救済ビジネスだと言われる論について詳しく書く。これはとても大雑把に持てる者を強者と定義していてその他の人を弱者と定義している。Vtuberを見ている人は辛い現実から逃避をしていたり持たざる者なんだ!みたいな感じの論なのだが僕はそう思ってない。

Vtuber界隈は炎上しやすい要素を多く含んでいるのでそう思う人が多いだけ。持てる者もVtuberを見るし、ドラマ・映画・スポーツを始め全てのコンテンツは弱者のコンテンツになり得る。Vtuber好きすぎて見てる範囲が狭くなっちゃった人の意見だなと感じる。狭い世界だけ見てる人間は狭い世界の話しかできない。自分がそういう人間だからみんなそうだと決めつけるのは思い込みが過ぎる。

1つ付け加えるとしたら、本当にVtuberが好きならもうちょっとお金は出したほうがいい。お金を出さずに文句を言うのは誰でもできるし、それでVtuberがファン向けより企業向けや中国での活動比率を高めていくのであれば損するのはお金を出さなかったファンだ。自分の好きなコンテンツが改悪されたり、なくなってしまう可能性があるのでそれを防ぐのはSNSのシェアだったり高評価だったりお金だったりするのでそれは積極的にやったほうがいい。