田中はゆるく生きたい

やりたいことを詰め込んだインディADV、シロナガス島の帰還の感想

カルチャー

シロナガス島の帰還というゲームをやった。予備知識なしでゲームをやったので最初はどんなジャンルのゲームかわからなかった。途中でミステリとホラー要素があることに気づいたがそれなりに楽しめた。シナリオを集中的に見るという視点だとミステリは相性が良くないんじゃないかと思ったけどやってみて結果としてよかったのでまとめてみる。

ホラーとミステリの間でのストレス

いきなり文句で申し訳ないけどストレスがたまった部分の話。このゲームには感情移入を促すためか制限時間のある選択肢やイベントがある。これが僕は少しイライラした。なぜかというとそれに失敗したらセーブしたところからやり直しを強制されるからだ。単純にシナリオ、ホラー、ミステリを楽しもうと思っていたのでこれの必要性が分からなかった。たしかにダンガンロンパなどをはじめ制限時間が設けられているゲームはあるが先のシナリオを読みたい人にとってはストレスかもしれない。結局その強制シーンを許容できるぐらいゲーム全体が面白ければいい。程よく緊張感を味わいたい人にはいい演出だと思うのでここら辺は人の好みなんだろうね。

悪くないご都合主義

クライマックスのジゼルとアウロラの追憶する形式での過去の描写は良かった。池田が頻繁に目にする謎の少女が誰なのか?それをクライマックスでジゼルの過去と織り交ぜて描写する手法はすべてが線でつながった感覚があり見ていて気持ちがいい。

それを第三者として見ているのが主人公のパートナーのねねこであるという点も感慨深いところがある。最後、主人公池田が行く手を阻まれるのだがこれを亡くなったジゼルとアウロラが現れてご都合主義的な展開で乗り越えるシーンがある。そのシーンも悪くはなかった。ご都合主義が悪いのではなく視聴者側がそれを望んでいるかどうかが大事なんだなと思わされるシーンだった。

キャラクターの心情変化と納得感

シナリオやストーリーを見るうえで大切にしている点がいくつかある。それは

  • 感情移入できるかどうか
  • 感情を揺さぶられるか
  • 納得できるエンディングか

そういう点で納得はできるエンディングだった。生き残ったプレイヤーたちが亡くなってしまった人物を思いそれぞれ前を向いて生きていく決心をするシーンがある。ストーリー序盤のそれぞれのキャラの性格や言動がストーリー終盤で成長してるのだ。それがあったのもシロナガス島での事件があったからだと言えるので納得感がある。感情移入できたかどうかは正直怪しいけどミステリとホラーという点において本格派のゲームである。