Vtuberがこれから衰退する理由とオワコンと言われつつ違う形で生き残る理由

Vtuberはオワコンなのか

はいどうも。ということで今回はみなさん大好きVtuberの話題についてちょっと語っていこうかなと思っています。今現在、Vtuberが流行り始めて2年くらい経ちました。最初の黎明期、僕はミライアカリやキズナアイをみていました。

その時はコンテンツとして面白く、アニメを普通にみていた世代には刺さっていたし、いけてるコンテンツだと感じていました。あの時は僕はワクワクしましたし、これからこういうコンテンツが多くなるなーと期待が高まっていた時期です。

それが2年経った今、どういう感じかというと確かに今でも有名なVtuberは生放送でも多くのファンが駆けつけますし、動画もたくさんみられています。ただVtuberとして引退や休止する方も多く見かけられるようになりました。オワコン、衰退と言われることも多くなったなと感じます。

そしてこれからVtuber業界は何が起こるのか。結論を言うと

Vtuberは確実に減少するが3Dモデルとしての企業に使われる3Dモデルは増える、そしてVtuber的なコミュニケーションのツールが続々とリリースされ3Dモデル自体が珍しくなくなる

とみています。どういうことか以下で説明していきます。

Vtuberの引退、休止ラッシュ

最近、Vtuberの引退が目立つようになってきました。以前も指摘した通り、Vtuber自体が今では過剰にアイドル化したコンテンツになっています。それを企業が管理する限界が見えているということをお話ししました。そのきっかけは自分自身がVtuber作成に関わる機会に恵まれ、その経験からです。Vtuberの開発運営に携わってみての感想と大変だなって思う部分は沢山あります。

そもそも、Vtuberは人気になるのが大変です。継続的な努力と明確な方向性が必要で、どれくらいそれを続けられるのかが第一関門だと感じます。ただ、これは認知度が0の状態でコンテンツを作っても同じなのでVtuberだけに言えることではないです。しかし、Vtuberを見ているだけの人は実際やってみてここで落差を感じてしまい、やめる人も多くいるでしょう。

さて、運よく認知度も高くなり動画を出せばそこそこ再生され、生放送をして見てもらえる状態になったとしましょう。しかし、これで安泰かというとそうではないです。コストの話をしますが、だいたい3Dモデルを作るのに50~100万かかります。それに修正をかけたり衣装の切り替えをするならその金額以上はかかります。

それに加え、運用費、機材、技術的人材、マーケティング、宣伝人材などがコストとして積みあがります。これでは中堅以下のVtuberでは売り上げがそのコストを上回ることはできないです。そして、そのしわ寄せは誰に来るのか、ズバリ中の人です

給料未払いで辞めてしまうVtuberが多くなるのは理由があります。それはコンテンツの自由度が低い上にお金的な問題も多いことです。さらに動画再生やライブだけでお金を回収できないことも起因していると思います。

これはVtuberだけに限ったことではないですが日本国内という狭い範囲内だけでコンテンツををやると市場の狭さに加え、競合が多数存在し、そこから這い上がるのは至難の業だと思います。そういった中で海外でもVtuberを広めていこうという流れになっているにじさんじの戦略はかなり合理的です。

個人勢と有名なコンテンツしか残らない

オワコンと言われる理由の一つがここにきての引退、休止ラッシュが原因です。しかし、個人勢は生き残ります。個人勢はVtuberを作るくらいの技術力とそれを運用するだけの時間的な余裕があれば、その活動を続けると思われるからです。ただ、そういったことを個人でやる人は面白いからやっている、時間に余裕があるからやっているわけでそのどちらかの要素が欠けた瞬間、動画の更新が遅くなったり活動休止ということはあり得るでしょう。

Vtuberをやっている方で有名な上位1%に入るコンテンツは会社で投資した分を回収できて、利益を上げ続けることができます。しかし、ゲーム部やアズマリムといったコンテンツの騒動と一緒のように、いつ会社側と軋轢が生まれてもおかしくはないです。

何が言いたいかというとVtuberを作る時点で多額のお金がかかっており、しかもその中の人が酷使されていたりプレッシャーに晒されたりする上、社内での扱いが悪いと辞める可能性は高くなるということです。

もともと生放送していた方や実況者の方が多くvtuberをやっていると思いますが、Vtuberをやらずとも好きなことができる環境に戻りたい!と思っている中の人は多いでしょう。これからvtuberをやろうと思っている会社はどれくらい中の人にメリットがあるかを提示しないといけないです。ユーザー側もそれがわかればちょっと運営がしやすかったりするのですが、それも含めてコンテンツ運用の難しさです。

Vtuber的なコンテンツは増える

これから新規参入するVtuberはコストや売り上げの面からも少なくなることが予想されます。しかし、コミュニケーションツールやVtuberを気軽にできるようなツールは増えていくので一時的にVtuberを出来る人間は増えていきます。しかし、それだけでVtuberを始める人は「にじさんじ」や有名Vtuberがやっているクオリティのレベルに達していないので結果が出にくく、結局すぐやめる人が多く出るでしょう。

こういった話が今年から来年にかけてyoutube上で起きます。(当記事の投稿は2019/12/26)しかし、目線を変えると3Dモデルの活躍の幅は広がっていくと予想します。例えばライブをするVsingerが出てきたり、接客をするシステムの中にVtuberを採用するといった動きは出るでしょう。これらのビジネスモデルはVtuberとは違います。Vsingerはライブや音楽を出してそれでお金を稼げばいいですし、接客システムは3Dモデルを作れる制作会社が技術料をもらえればいいので赤字になりにくいはずです。

そして、期間限定でその企業専門Vtuberとして自社商品の宣伝をしつつ活動を行うコンテンツも増えそうです。例えばサントリーの燦鳥ノムのようなコンテンツです。こういった事例は、Vtuberだけで稼がなくてはいけないVtuberコンテンツ制作会社とは違い、マーケティング効果が無ければ辞めれば良い、という立場の大企業の例です。こういった潤沢な資金でマーケティングとして3Dコンテンツをやるのは理にかなってます。こういった新しい流れがこれから生まれるのではないでしょうか。

Vtuberはオワコン、衰退するという論をまとめる

・Vtuberは超有名で企業案件をバンバンやるレベルの上位1%のコンテンツしか生き残らない。

・コミュニケーションツールやモデル作成ツールでYoutubeに動画を載せる流れは増えるが、それもクオリティとしては既存のVtuberに及ばないのでそのうち減少に転じる。

・自社商品PRとしてのVtuber、接客3Dモデル、歌うVsingerなど既存のビジネスモデルとは違った存在は残る。

という感じです。