キュレーションサイトのライター、キーワードディレクターはやめた方がいい件

2019年2月2日

いまさらキュレーションサイトのことを書いてみる

今は沈静化したかに思えるキュレーションサイトだが中には色々な意味でひどいことをしているサイトがいまだにある。

以下、僕自身が短い間だがキュレーションサイトのライター、キーワードディレクターの作業をした経験談とキュレーションがひどい理由を書いた。

キュレーションサイトのライターをするに至った経緯

フリーでまだ僕が活動していた時期、仕事がなくぽっかりと開いてしまった時があった。

「何もしないのもアレだし今流行りのキュレーションサイトのライターでもやるか」

と軽い気持ちで応募し、クラウドワークスを通してキュレーションサイトのライターの仕事をすることになった。

ぶっちゃけ面白半分で応募したし、今では悪い意味でこういう世界もあるんだなと感心している。

ちなみにこれはWELQの医療記事が問題になった後でサイト内でライターを管理している人もそこには気を使っていた。

問題の本質はそこではないのに気づかないのがちょっとおもしろかった。

キュレーションサイトのライター、キーワードディレクターの作業内容

ここからは作業内容について解説する。

作業の流れ的にキーワードディレクターから説明した方が分かりやすいのでまずキーワードディレクターから。

キーワードディレクターの作業内容

キーワードディレクターは競合サイトでアクセスを集めている記事を調べ、記事のタイトル・キーワードの単語数などを決める。

作業の流れ

キュレーション競合サイトの人気記事を調査

googleキーワードプランナーなどで検索ボリュームを調査

キーワードで検索エンジンの1ページ目を狙えるなら続行。

競合サイトの対象記事のキーワード数、タイトル、文字数調査

調査したキーワード数や文字数を上回るようにライターに記事を書いてもらう。

内容が薄っぺらいパクリ記事を文字数・キーワード数で無理やり検索結果で1ページ目に持ってこようとするポジションである。

不毛なイタチごっこの元凶である。

ライターの作業内容

ライターはキーワードディレクターが設定した記事条件で文章を組み立てる。

記事条件例
タイトル:「マウンテンパーカーはノースフェイスが人気!サイズ感ってどうなの?」文字数:5000字 キーワード:記事内に「マウンテンパーカー」50個「ノースフェイス」60個を入れてください。

上記の記事条件をクリアできるように文章を組んでいく。

さらに条件として、競合サイトの文章を言い換えた表現でないといけないらしい。

主観的表現で書くのもNG。

いわゆるコピペに近い。

画像はインスタグラムやtwitterで無断転載。

指摘されなければ彼らはずっとこれをやり続けるだろう。

キュレーションサイトで作業するうえでダメなところ

「問題の本質はそこではないのに気づかないのがちょっとおもしろかった」と記事の初めの方で書いたが、ここからが僕の言いたいことである。

基本的にパクり記事である

以下は一時期ライター、キーワードディレクターとして働いていたサイトの僕が書いた記事。

消されるかもしれないが暇なときに見てほしい。

見てもらうと分かるがサイト内のほとんどがどこかで見たような記事である。

僕はなるべく文章をコピーしないで頑張ったが途中でバカらしく思えてライター自体をやめた。

もらえるお金が少ない

キュレーションサイトを貶すワードとしてよく見るのが「1円ライター」である。

まったくその通りでキュレーションサイトでライターをやっても貰える金額は1文字0.5~1円。

5000文字で書いたとして2500~5000円。

グーグル、yahooの検索結果に他のサイトと似たようなゴミみたいな記事を反映させユーザーに迷惑をかけたあげく5000円である。

ディレクターも記事設定1件300円程度。

悪いがこれを真面目にやって生活をしようなんて思う人はいないだろう。

これでも主婦や学生にとってライターは人気があるらしい。

実際、僕の経験したサイトでは常にたくさんの主婦や学生ライターやキーワード選定のディレクターがいた。

本当に自分の記事を見てもらいたいならブログなりtwitterなり食べログをやったほうがいいと思う。

少なくとも自分の考えを文章化して誰かに伝えたいならばこれは長く続かないだろう。

結果としてこういったサイトのライターは「諸事情があって家でしか作業できない人かつ技術・知識・やりたいこと・目標がない人」が残る。

採用担当らしき人が「最近の人はすぐやめる」と嘆いていたが「まともな人はすぐやめる」と言い換えた方がいいだろう。

キュレーションサイトの今後

僕は間違いなくキュレーションサイトは生き残れないと思っている。
理由は以下だ。

①参入障壁が低い。
②内容がグレー。
③検索アルゴリズムが変わった瞬間サイト・記事の検索順位が下がる。

①について。
ビジネスモデルは大量のライターを雇って文章を書かせるだけの人海戦術がメイン。

工夫しているのは強いて言えばライターマニュアルとか文章を反映させるツールとかくらい。

人さえいればできるので常にキュレーションをやろうと計画する会社は多い。

②について。

やっていることは無断転載・文章コピペ。

これを指摘すれば「ライターが勝手にやったことで会社は関係ない」という素晴らしい模範解答が返ってくる。

③について。

こういったサイトだけでなくインターネットの世界は情報で溢れていて整理が追い付いてないように思える。

これをそのまま放置するわけにもいかないのでgoogleは対策をしたし、し続ける。

2017年2月3日の日本語版検索アップデートについて上記サイトから引用

今回のアップデートによって、コンテンツを定期的に大量に投入しているようなサイトや画像が多くテキストコンテンツがあまりないサイト、内部リンクでページ間を移動できずユーザビリティが低いサイトなども影響を受けている傾向にあります。総じて、メディアやアフィリエイト系のサイトが影響を受けているようです。

以上からわかるようにこれから残っていくのはちゃんとした取材をしているサイトだったり専門家が直接記事を書いているサイトだろう。

少なくともネットにキュレーションが残る未来はないように思える。