無料コンテンツで人の時間を奪い合いが始まった

2021年10月17日

無料コンテンツという沼

最近、どんどん無料コンテンツが多くなってきた。例を挙げるとyoutubeで幅広い動画コンテンツ、twitchではゲーム実況、abemaTVではバラエティやスポーツなどTVerでも日本のテレビコンテンツが観れるようになりこの前の甲子園ではブラウザから高校野球が見れました。

無料で見られるのはユーザーにとって嬉しいがなぜこのようなことになっているのか。

なぜ無料コンテンツが多くなっているか

無料コンテンツが増えた理由としてはコンテンツ提供者の多くが認知されないことを一番の損だということに気づき始めたからだ。当然のことだがコンテンツは作っただけでは見てもらうことができない。結局、何らかの宣伝などが必要でそれがテレビコンテンツだったらCMとか広告スペースを借りての広告などがある。お金がめちゃくちゃあるのであればそれでいいのですがお金がない場合どうすればいいかというと無料で視聴できるようにすればいいのです

要するに一番簡単な宣伝はそのコンテンツ自体を無料で視聴できるようにすることだ。知ってもらう、その作品やコンテンツがハードル無く見ることができる、というのはユーザーにとって素晴らしいことでそれ自体がユーザーの獲得につながる。逆に知らない作品はそもそも見るという選択肢にはならない。知らない、無料で見ることができない、というのはハードルが高く知名度がなくてきつい。

ただでさえ映像コンテンツは戦国時代を迎えている。それに加えてテレビがなくてもいいやと思う世代がだんだんと増えていることがそれに拍車をかけている。これが何がまずいかと言うとネットで無料コンテンツを見るのが当たり前になっているし、昔より個人の嗜好にバラツキがある。

ネットでコンテンツを見る世代はもはやテレビのコンテンツよりYoutubeのコンテンツの方をよく見るし認知度がある。この世代がそのまま歳を重ねていくと民放のコンテンツを見なくなる可能性だってあり、そこにNetflexやAmazonがクオリティの高いドラマ・映画を引っさげて殴り込んできた。

既存の映像コンテンツは無料の土俵で戦うのかサブスクリプション形式で戦うのか選択が迫られる。

このまま無料コンテンツが増えると何が起きるか

このまま無料コンテンツが増えると何が起こるか。ご存知の通り人間の時間は限られている。なのでコンテンツが多くなるとそれらすべてを消費できなくなるので今度は無料というだけでは見られなくなる。そうすると何が起きるかというとその無料コンテンツが面白いのか面白くないのかが数分間で判断できるようなものが重宝される。例えばレビューであったりPVだったり切り抜き動画だったりするかもしれない。あるいは無料コンテンツ自体が細切れになるかもしれない。

アニメだったら1話25分やるのではなくて5分で1話終わらせるとかも出てくる。これからのコンテンツ作りとしては知られることがスタート地点となる。そして視聴者にとって見なきゃいけない理由を複数作ってあげて、なおかつロイヤリティを上げて次の作品の宣伝としてやっていかないといけない時代に差し掛かっている。今、僕たちが生きている世界では着実に無料コンテンツによる人の時間の奪い合いが始まっているのだ。