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ニコニコ動画が衰退した3つの理由とこの先も生き残ると思う理由

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生き残る戦略を持たなければいけない

みんな懐かしのニコニコ動画の話をしたい。この記事では儲かっている生放送とかチャンネルの話はあまりしないようにする。なるべく動画の部分だけの話をして「なぜ昔はニコニコ動画は流行ってたのに今廃れたの?」に答えていきたい。

ぶっちゃけ衰退とは言うがYoutubeとか出てきた時点でやばいよねって話は、素人が外部から見てても思う。ただ内部の人はもっと明確に「海外の動画サイトに食われるだろうな」っていうのは予測できてたはずで「別に想定内だし」みたいな感じで経営してるとは思うので別に大したことでもない。僕はニコニコ動画に利害関係は何もないので中立の立場でなおかつ素人で外部の意見を以下述べていく。

理由1:わかりやすいものしか受けなくなった

過去に比べて今のユーザーは技術的、ストーリーが長い動画を評価できなくなったと感じている。多分、今のニコニコのユーザー層っていうのはインターネットが整備されて便利なので色々使っているが、めちゃくちゃお金を持っているわけでもなく適度に忙しい人が大半だ。これは現実世界のイベントに忙しいのもそうだけど、今はいろいろな趣味やコンテンツが多数あるのでわざわざニコニコ動画見なくてもいいよねっていう層も含む。

これはニコニコ動画だけではなくネット全体としてこうなってる。これが進行していくとどういうことが起きるかと言うと、かっこいい!可愛い!面白い!許せない!という感情的なものをを手っ取り早く感じられるものが見続けられる。一言で言うと知識や技術がなくても、深く考えなくても凄さがわかるようなコンテンツが流行る。

Vtuberがこれから衰退する理由とオワコンと言われつつ違う形で生き残る理由

twitterやインスタでは短く感情を揺さぶる系の動画がシェアされる。ゆくゆくはそういうコンテンツが主流になると感じる。結果、この動画見るのニコニコ動画じゃなくてよくね?となる。これは社会的な現象だしインターネットがそういう使われ方をしている。この感覚を早くに持たなかったのはちょっと惜しかったと思う。

理由2:技術を見せる人が減って技術を分かる人が減った

昔は違法アップロードでアニメや音楽が腐る程アップロードされて、それを見ながら、あーだこーだ言えた時代があった。しかし、そういった文化も大きい企業になってしまうと色々な方向から圧力がかかってしまうわけで当然、法を遵守しなければいけなくなる。これ自体は別にいいことだが、それに伴って著作権が発生したり申し立てが発生するとMAD類は、時間や技術を使って作ったのに動画自体を消される羽目になる。

例としてMADを挙げたが技術系のジャンルはすべからくそういった傾向にあると思う。そうだとしたら投稿しなくてもいいやと思う人が増えても仕方ない。そういった類いのものを見れないなら別にプレミアム会員じゃなくていいやと思う人が増えても仕方ない。

だったら二次創作じゃなくて完全オリジナルでPVやコンテンツ作ればいいじゃん!と思う人がいるかもしれないが、それこそニコニコ動画に投稿しなくてもいいし、それは会社とかサークルとかでやればいい。仕方ないがそういう意味でニコニコには技術力を見せてくれる人が減り、それを見たいと思う人も減った。

理由3:動画に直接コメントが流れること以外のメリットを見いだせていない

単純に動画だけ見るのならyoutubeでいい。ニコニコで見るときはニコニコでしか見れないコンテンツ、あるいはコメントが流れる感じが好きな人に限られる。そこで運営はニコニコ的な文化や特有のコンテンツをプッシュしていくことになる。それが後述するリアルイベントになる。

動画投稿サイトとしては日本だけで戦っているのだからこれ以上伸びない。世界で流行らせる気はないので日本人にしかわからない文化や感性の面で戦っていくしかない。世界の中では少数かもしれないが、理解できる人をリアルイベントや日本人にしか分からない文化でめちゃくちゃ感動させてめちゃくちゃお金払ってもらう路線は間違ってはない。

近年の例ではソシャゲのガチャとかで金を落としまくってもらうコンテンツとかがそれに近い。そういった意味で、ニコニコの選択した道がリアルイベントやチャンネルだとしたらある意味仕方ない。だけどそれさえなくなってしまったらニコニコ動画はたちまち立ち行かなくなる。

これからニコニコ動画で起こること

どれぐらいニコニコ動画単体に投資やランニングコストがかかるかわからないが、一般投稿の動画投稿部分と視聴者部分をワンセットで切り離したり縮小することは考えられる。結局、大手メディアや法人のチャンネルコンテンツがウケていてチャンネル課金が伸びている。なので、減少を続けるプレミアムユーザーやお金を落とさない無料ユーザー向けコンテンツは縮小傾向にならざるを得ない

つまり、一定程度のクオリティのコンテンツを供給できる人とそれを有料視聴する人だけが残る動画・ライブサイトになる。しかし、これも大手メディア側やクオリティの高いコンテンツを供給する側は動画ライブサイトを選べるわけでそれがyoutube、showroom、twitchどれでもいいと感じてしまうと強みがなくなってしまう。そうすると一部のコンテンツ供給者に合わせたルールづくりに走ってしまう可能性があり、だんだんと人が減るのは確実に思える。

そもそも、これからも無料コンテンツで回し続けるのであれば見る人もコンテンツを投稿する人も比例して増え続けなければいけない。しかし、そういう方向に舵を取ると、それに耐えうるインフラを整えたり、金を調達したり、人材を増やし続けることをしなければ世界の動画サイトに勝てないことは明らかだった。

だからニコニコ動画のこの方向性は間違っていない。間違っているとしたら本気で無限に成長できると思っていたのにも関わらず、インフラを整え続けることに対して投資を続ける覚悟を持っていなかった人。そういった人はいないとは思うし、世界で戦おうと思ってた人はいないと思う。

ニコニコ動画衰退とこれからをまとめる

・衰退したというか日本国内だけでやる動画サイトでの限界に到達した。
・プレミア会員がこれ以上減少すると無料動画視聴者とクオリティの低い動画を投稿する人向けの機能は縮小したり、隔離されたりするのではないか。
・youtubeをはじめとした動画サイトに勝つ見込みも、海外に出る予定も今後ないので有料視聴コンテンツやリアルイベントなど高単価な事業にシフトする。
・有料コンテンツ供給者から見てニコニコに依存することにメリットがないとニコニコ動画はまずい。それを防ぐために一部のコンテンツ供給者に有利に働くルールを作る。
・縮小を続け、一部の人から供給されたコンテンツを一部の人がみる動画ライブサイトになる。

まとめるとこんな感じ