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接客業は少子高齢化の日本では介護職になりつつある

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接客業が介護職になりつつある

僕は7年くらい東京に住んでいるが最近、街の人たちの高齢化がすごいなと思っている。それは僕が最近、平日の午前中に街へ出ることが多いことも関係してるかもしれない。ただそれは僕の感覚だけの話ではなくてそもそも東京の平均年齢は44歳で日本人の平均年齢は48歳くらいなので勘違いではないと思われる。

https://izanau.com/ja/article/view/median-age-japan

https://www.juken-net.com/main/ranking/heikinnenrei_rank/

そして本題の日本の平均年齢はなんと、48.4歳! そしてとても見事な右肩上がりです

https://izanau.com/ja/article/view/median-age-japan

東京23区の平均年齢は44.27歳で、市、町、村、島しょ部をあわせた東京都全体の平均年齢は44.43歳になっています。

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そこで思ったのは接客業の人たちは年配の人の接客を相手にしないといけないから大変だろうなということだ。というのも自分も含め、年配になればなるほど新しいシステムやルールに適用できなくなってしまう。自分がもし、携帯の料金システムやファミリーレストランの注文システムを40代や50代になったら理解できるかは怪しい。そう考えた時、日本は高齢者の割合も高く、接客業の方は高齢者の相手をする場面も多くお互いに苦労する場面は多いのではないか。

接客業に厳しい日本人

ファミリーレストランの注文システムを例にあげる。この注文システムは高齢者にとってはわかりにくいタッチパッドを採用しているところは多い。そこで店員が教えてあげるということが接客で必要になってくる。また、銀行のATMなどでも同じことが起きやすい。もはや、接客業というか半分介護職の接客業ができる人材というのが必要になってくるのではないかと思っている

しかし、これができる接客業の人材の確保というのはかなり難しく、通常業務をしながら愛想や仕草を正しく振る舞わなくてはならない。特にここに日本人はうるさいし、他の国よりクオリティを高くしなければ上司にも怒られるし客にも怒られる。難しいことを要求される上に賃金は上がらないし、他の国のように良い接客をしてもチップもらえるわけでもない。「コンビニ店員の接客力や飲食店の接客力は素晴らしい」という日本の観光客の話がテレビやメディアで紹介されるたびに「なぜ日本人はそれに対して相当の対価・リスペクトを払わないのだろう」と不思議に思っている。

時代が進むにつれて、大抵の店員は海外出身の店員になりつつある。もはや従来のサービスを維持できるはずもなく、とりあえずマニュアル通りに接客できればいいやというレベルに落ち着いてしまった。「これからは今までしてきたサービスは受けることができず富裕層のみが従来までのサービスを受けることができる」という予想をしていたが残念ながら当たりそうだ。

コンビニの店員はロボットにした方がいいと思うたった1つの理由

これからは人対人のサービスは受けることができなくなりサービスはより機械化・システム化していくだろう。

接客業と客について雑にまとめる

いままでは「この業界や店ではこれが当然」という形で従業員や店員は客に対してサービスをしてきたと思うし、指導してきたと思う。しかし、それをやり続けられる賃金ももらえず感謝もされないのであればやめていくのは当然であると考えられる。ただ、この論に一つだけ希望が持てるのだとすれば接客業は確かに高齢者の介護職になりつつあるのだが、その接客業というのはこれから開発されるシステム・機械化では簡単に代替できないサービスに見えてくる。さっき、富裕層のみがサービスを受けられると言ったがその富裕層は現在、高齢者が多い。つまり高齢者はシステム化・機械化されたサービスをわからないから教えてくれと言っても許される。なぜならお金を持っている大切な顧客だからだ。

ITで加速する資本主義の先

だが、お金を払えない若者を中心とした貧困層はこれが許されない時代に突入していくと思う。全体を通して新しいシステムと機械化に対して勉強が必要に思える。それができないのであれば若者が高齢化していくとお金がない高齢者はやはりサービスや接客業から見放されてしまうのではないか。そういった冷たい社会が到来しないように願うばかりだ。